技術課題を整理し、共同研究・社会実装へつなげる

実績・共同研究・社会実装

パンタレイは、企業や地域の現場で生まれる技術課題を、材料・流体・気流・計測・解析の視点から整理し、共同研究や社会実装につなげています。 私たちが重視しているのは、単に測定や解析を行うことではありません。 現場で起きている現象の背景を整理し、何を評価すべきか、どのように検証すべきか、どのような共同研究テーマに発展できるかを、企業や研究機関の皆さまと一緒に考えます。

パンタレイの実績に共通する考え方

材料の流れにくさ、粘度や食感のばらつき、装置内の空気の流れ、吸気・排気、熱や匂いの滞留、自然風の活用、製品化に向けた評価設計。 こうした課題は、単一の数値だけでは説明できないことがあります。

パンタレイは、見えにくい現象を技術的に整理し、次の開発判断につながる形にします。 そのために、材料・流体・気流・計測・解析の視点を組み合わせ、必要に応じて共同研究、PoC、公的プロジェクト、製品化検討へ展開します。

パンタレイの実績に共通する考え方を示した図
パンタレイは、レオロジーだけでなく、流体力学、気流制御、自然風活用、計測・解析、可視化まで含めて、現場課題の整理から共同研究・社会実装まで伴走します。
1
現場課題を整理する
材料、装置、工程、空間、使用環境、既存データを整理し、何が論点なのかを明確にします。
2
評価・解析の方針を設計する
粘度、粘弾性、構造回復性、気流、圧力損失、温度分布、可視化など、現象に合わせた見方を選びます。
3
共同研究・PoCへつなげる
検証すべき仮説、実験・解析条件、成果物、役割分担を整理し、次の開発判断に使える形へ落とし込みます。
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社会実装を見据える
知財化、製品化検討、公的プロジェクト化、地域課題解決など、技術が使われる出口まで見据えて整理します。

代表実績

社名や内容を公開できる取り組みについては、代表実績として掲載しています。 一方で、個別企業名や製品、具体的な工程条件が推測されやすい案件については、公開ページでは分野単位に抽象化して紹介しています。

DAC・気流制御・自然風活用

大気社との共同研究:パッシブDAC集風システム開発

パンタレイは、大気社との共同研究において、二酸化炭素回収の効率化に向けたパッシブDAC集風システムの研究開発に取り組みました。

重要だったのは、風車で電力をつくってファンを回すという発想にとどまらず、DACに必要な空気の流れそのものをどう生み出すかに立ち返ったことです。 パンタレイは、流体力学と気流制御の知見をもとに、自然風を活用した吸気・排気の仕組みを研究テーマとして整理しました。

この取り組みは、大気社との共同研究を経て、ムーンショット型研究開発事業における大規模な研究開発テーマへと発展しています。 一つの技術相談を、共同研究へ、さらに国プロ規模の研究開発へ発展させた象徴的な実績です。

関連領域:DAC/気流制御/自然風活用/吸気・排気/共同研究/社会実装

関連ページ:パッシブDAC集風システム開発の取り組み
容器・材料挙動・社会実装

中央化学との共同研究:液漏れしにくい容器形状の開発

パンタレイは、中央化学株式会社と共同で、弁当容器などの液漏れを防ぐ技術開発に取り組みました。

液漏れは、容器形状だけでなく、液体の流れ方、濡れ、界面、揺れ、容器構造との相互作用が関係します。 パンタレイは、レオロジーの視点から液体挙動を捉え、容器設計、知財化、製品化検討へつながる技術開発を支援しました。

この実績は、パンタレイが測定や解析だけでなく、技術課題の整理から、知財化、企業での製品化検討までつなげた事例です。

関連領域:容器設計/液漏れ防止/レオロジー/知財化/製品化/社会実装

食品・農産物・レオロジー

カネコ種苗との共同研究:さつまいもの貯蔵過程における品質変化の評価

パンタレイは、カネコ種苗株式会社と共同で、さつまいもの貯蔵過程における品質変化に関する研究を行いました。

さつまいもは、収穫後の貯蔵によって甘味や食感が変化する作物です。 本研究では、この食味変化をレオロジーによる物性評価で科学的に捉え、生産から流通、消費まで役立つ知見を得ることを目指しました。

パンタレイのレオロジー評価は、食品の硬さや粘りといった食感を客観的に数値化できる点に特徴があります。 官能評価と組み合わせることで、品質変化を多角的に把握する手法として活用できます。

関連領域:農産物/食品物性/レオロジー/品質評価/食味/貯蔵

その他の取り組み領域

公開許諾や守秘の関係から、企業名や具体的な対象製品を伏せて紹介している取り組みです。 個別企業や案件が推測されないよう、公開ページでは分野・課題・技術的な支援範囲に整理して掲載しています。

食品・飲料分野の材料流動性評価 粘度だけでは説明しにくい送液時の負荷、ロット差、構造回復、工程条件との関係を整理し、現場現象に合った評価方法を検討しています。
食品・半固形材料のレオロジー評価 粒子や連続相を含む複合材料について、流動性、粘弾性、ヒステリシス、食感や扱いやすさとの関係を整理しています。
気流制御・装置内流れの検討 設備や装置内部の空気の流れについて、風量だけでなく、流速分布、圧力損失、温度分布、滞留、再循環を整理しています。
建設・設備分野の風影響評価 風の影響を受ける構造や施工条件について、風洞実験、CFD、圧力分布、振動影響などの観点から安全性や妥当性を整理しています。
工業材料・スラリーの評価 高粘度材料やスラリーについて、測定条件の設計、チキソトロピー、構造破壊と回復、せん断履歴による変化を整理しています。
再生可能エネルギー・地域課題の検討 地域施設や屋外環境における風況、設置条件、発電ポテンシャル、非常用電源としての活用可能性を整理しています。
独立分散型電源の可能性検討 気象観測や通信機器など、屋外での小規模電源確保に向けて、風洞実験、試作、フィールド確認を組み合わせた検討を行っています。
技術シーズの共同研究化支援 企業や研究機関が持つ技術シーズについて、用途仮説、PoC、共同研究体制、社会実装に向けた技術ストーリーを整理しています。

採択・公的プロジェクトへの展開

パンタレイは、企業との共同研究だけでなく、公的研究開発事業やスタートアップ支援プログラムにも取り組んでいます。 こうした取り組みは、企業の個別課題を整理するだけでなく、社会的意義のある研究開発テーマへ発展させる力を示しています。

  • ムーンショット型研究開発事業など、大規模な研究開発プロジェクトへの展開
  • NEDO関連事業における研究開発テーマの具体化
  • ICTスタートアップリーグなど、スタートアップ支援プログラムへの挑戦
  • 大学発スタートアップとしての研究基盤を活かした企業・大学・地域との連携
  • 自治体・地域支援機関との連携を見据えた技術テーマの整理

パンタレイが提供する価値

パンタレイの実績に共通しているのは、単なる測定・解析ではなく、現場で起きている問題を「次の開発判断に使える形」に整理していることです。

材料が流れない。粘度だけでは現象が説明できない。

空気の流れが見えない。装置内部で熱や匂いが滞留する。

自然風を活用した構造を考えたい。技術シーズを共同研究や社会実装につなげたい。

こうした課題に対して、パンタレイは、材料・流体・気流・計測・解析の視点から、評価方法の設計、検証方針の整理、共同研究化まで伴走します。

このような段階から相談できます

  • 自社の技術課題を、どのように整理すればよいかわからない。
  • 測定や解析が必要なのか、その前に何を確認すべきか判断したい。
  • 粘度、風量、温度などの数値はあるが、現場現象と結びつかない。
  • 共同研究にできるテーマか、PoCに進められるテーマか相談したい。
  • 技術シーズを、製品化や社会実装につながるテーマへ整理したい。
  • 社内説明や外部提案に使える技術ストーリーを作りたい。

初回技術相談では、対象となる材料・装置・工程・現象を整理し、必要な評価・解析・共同研究の進め方を一緒に検討します。

相談から共同研究化までの流れを示した図
相談の段階では、テーマや測定項目が固まっていなくても問題ありません。現象の整理、仮説立案、評価設計、試作・計測・解析を経て、共同研究・PoCや社会実装につながる形へ整理します。

技術課題を、共同研究や社会実装につながる形へ

原因や解決策がまだ明確でなくても、相談は可能です。 パンタレイは、現場の困りごとや技術シーズを、評価・解析・PoC・共同研究に進められる形へ整理します。

材料の流れ、空気の流れ、計測・評価、解析・可視化、共同研究化に関する課題があれば、まずは相談前の整理から始められます。